もっと普通に着物を着てみよう!03「冬に浴衣を活かす和服の重ね着」の補足
今回はこの動画に関する補足記事です。
3作目の和服動画ですね。浴衣をインナーとして使うことで襦袢の代用にしつつデザインを活かしましょうという回です。
和装のインナーについて考える
今回のテーマはとにかくコレです。この動画シリーズでは和装のインナーとして1作目ではハイネックのカーディガンを、2作目ではパーカーを使用しましたが、この2つは純粋な和装というよりは洋服との組み合わせで防寒を意識しつつライトに着る意図のコーディネイトでした。
それに対し今回は浴衣を使用することで純粋な和装としてコーディネイトを完成させているのが特徴ですね。襦袢で十分という方はそれでもいいと思うのですが、襦袢は安価にバリエーションを揃えるのが難しく、安く揃えると「あくまでインナー」という見た目ばかりで単調になったり、柄物を揃えようとすれば高価になったりと帯に短し襷に長しになりがちです。
メンズ着物は重ね着で変化を出し辛い
実はここにいくらかの男女差もあり、レディース着物は元々柄物が多いので着物を2枚重ねることでコーディネイトの幅を広げることもできるのですが、メンズ着物(特に安価帯)は無地が大半で、襦袢でも着物でも重ね着の変化を中々出せません。
メンズでも浴衣なら柄物が安価で手に入る
そこで今回のように浴衣を使うことで価格とデザインの問題点の解決を図ろうというわけです。浴衣であればメンズであっても柄物が多く、変化球のコーディネイトを楽しめます。しかも綿の浴衣であれば素材としても襦袢と同じなので、デザイン抜きでインナーとして考えても襦袢に劣りません。
浴衣を夏専用としてしまうのはもったいない
浴衣は花火大会や縁日のお供という印象の通り夏用の和服という印象があるかと思いますが、せっかくの浴衣を夏のイベント用に限定してしまうのはもったいないと思います。寝間着としても機能しますがせっかく鮮やかな柄で見栄えしますし、冬もインナーとして着れば活躍の機会はいくらでも作れます。
今回使用した浴衣
今回使用した浴衣は「呉服のきくや」さんの新古品です。
この浴衣が送料込で4,400円。破格ですよね。襦袢として考えても安価ですし、当然夏場は浴衣として活用できます。
一品物の新古品なので残念ながら同じものを紹介することはできませんが、中古着物はマメにチェックすることでお得な情報が入手できるので、今後このサイトで紹介していきたいなと思います。
今回の補足はこのくらいですね。3月はPC故障のトラブルで動画を作れませんでしたが、また近々新作を作りたいと思っています。このサイト共々動画の方もチェックとチャンネル登録をお願い致します。