着物の着付け参考集
この記事では着付けの参考になるサイトや記事を紹介していきます。ちなみに自分で書かない理由については着付けにそこまで自信が無いというのが一番ではありますが、そもそも私はあまり着付けを重視していません。見た目がある程度まとまっていれば手間は無い方が良いと思っていますし、自己流でどんどんアレンジしていいと思っています。洋服でもあえて大きなサイズを着たり着崩したり、ズボンを腰で履いたり、場合によってはTシャツを破ったりもしますよね。和服も同じ様に自分で気に入りさえすればどんな着方をしても良いと私は考えています。この「自分で気に入りさえすれば」というところで「正しく着ないと嫌」であれば正しい着方を学べば良いですし、私と同じ様にコーディネートとして成立していれば何でも良いというのであれば正しい着付けを軸に自分なりの形を作っていけば良いでしょう。
ということであくまで参考としてではありますが、着物の基本的な着付けについて分かりやすくまとめたサイトを紹介していきたいと思います。
着付け教室に行くべきかどうか
まず最初に、着付け教室について書いておこうと思います。結論から言えば、必須ではありません。先程「自分で気に入りさえすれば」と書きましたが、着付け教室も同じで「しっかり学んだ正しい着付けで着たい」と思うのなら是非どうぞという具合です。あとは独学の着付けにどうしても自信を持てない場合でしょうかね。着物警察等という言葉が出たりもしましたが、和服もただの服ですから、自分なりの着方で堂々と歩けば本来何の問題もありません。もうほとんどいないとは思いますが、もし着物警察に出会ってしまったとしても堂々と、「こういう着方なんです」と言い切ってしまえばいいでしょう。
他に式典等で正装として着用する場合には着付け教室に通う他、レンタル店等で着付けをお願いしても良いかと思います。
メンズの着付け
男性の着付けは簡単です。基本は旅館の浴衣と大差ありません。その中で腰紐の扱いと帯の結び方だけ抑えておけば、実用段階ではかなりアレンジも省略もできるようになります。襦袢も知っておいて損はありませんが、下着については私が動画記事でも紹介している通り別にTシャツでもパーカーでもいいですし、ズボンを履いてもコーディネートとしては成立します。とりあえず帯の結び方(貝ノ口)だけ抑えて、そこからは実際に着ながら学んでいくのが良いでしょう。
ということで、今回最初に紹介すべきはまず貝ノ口が丁寧に説明されているサイトですね。
男着物の加藤商店
こちらはかなり正統派のメンズ着物を扱っている呉服屋、加藤商店さんのサイトです。
この様に動画とセットで着付けが紹介されており、貝ノ口についても連続写真で丁寧に紹介されています。こちらの動画に掲載されている内容が頭に入っていれば、入門としてはまず問題無いでしょう。初めての和服購入記事で紹介した和装セットもこの動画の通りになぞっていけば全てしっかり着付けることができます。
袴を着用する場合
それからもう1つ。袴を着用する場合の着付けを紹介してくれているのが京都きもの工房さんのブログページです。
京都きもの工房(ブログ)
こちらでは先程の貝ノ口に加え、袴の一般的な着用について写真つきで説明してくれています。
正直言って袴の着用は少し面倒ですが、袴を使えるようになるとコーディネートの幅が大きく広がるので、是非チャレンジしてみましょう。
綺麗に着付ける自信が無ければ、とりあえず前面のみ覚えて後ろはズリ落ちなければヨシという程度にまとめ、見た目は羽織で隠して誤魔化すという裏技もあります。まずは、チャレンジです。
京都きもの工房(店舗)はこちら
レディースの着付け
続いて女性の着付けです。当然と言えば当然なのですが実体験を伴って書くのは不可能なので、全力で受け売りです。
ただコーディネートの過程で女性着物や女性向けの着付けを男性にも応用できるのではないかと考察中なので、後々何か記事にするかもしれません。まぁそれはまた別のお話。
さが美
さくっとまとめてくれているのが着物の販売やレンタルを行っているさが美さんのサイトです。サイト内には着付け教室の案内も用意されています。
きものと
こちらは「京都着物市場」が運営しているサイト「きものと」です。さが美さんよりも細かく書き込まれた着付け手順が特徴ですね。京都きもの市場は非常に大きな着物の通販サイトなので、また改めて紹介させてください。
いせや
着付けの手順毎にページが分けられていて分かりやすい構成になっているのが、着物のレンタルや着付けを行っているいせやさんのサイトです。通常の着付けが分割されているだけではなく、七五三を各年齢毎に分けていたり、浴衣の着付けも紹介してくれていて非常に親切なつくりになっています。
最後に
今回は着付けの参考となるサイトについて掲載しました。着物の着付けは最初面倒に感じるかもしれませんが最低限身につけるだけの着付けであればそれ程大変ではありませんし、基本となる部分さえ理解してしまえばあとはアレンジや省略が利く部分もたくさんあります。あまり難しく考えずまずは今回紹介したようなサイトを参考に軸となる着付けを学んで、今後自分なりに和装を楽しむ地盤として頂ければ幸いです。